放課後の教室棟

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いい加減に世界は植田真梨恵の魅力に気付け

皆さん植田真梨恵というシンガーソングライターのことご存知ですか。知らないですよね。大型タイアップは無く、オリコンに顔を出すこともない、ギター女子が脚光を浴びた何年か前のブームにも乗れなかったので仕方がないです。でも俺はずっと一番好きなアーティストとして掲げてきて、流石にもう不憫だなと。こんなに良い曲ばかり作って売れないのが不憫だなと。だから今回は一方的に皆さんに俺が 植田真梨恵の魅力を語り倒す回ですよろしく。

 

感情型シンガーソングライター

月並みな表現だと思ったそこの君。それは各所のライターに言ってくれ。邦楽界隈では彼女のことを"感情型"という枕詞で評することが多いのです。でもきっとこれを見れば納得なんじゃないかな。

 

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どう?見ているこちらが食われそうなくらい、鬼気迫る表情と、切実に彼を求める痛切な歌詞(今時はこういうのを"メンヘラ"なんて蔑称で呼ぶのかもしれないけれど)。これを感情型と呼ばずして何と形容しろというのか。

 

そして勿論こういう勢いのある楽曲に刺さるような鋭く高い歌声を乗せるのも彼女の魅力ではあるのだけれど、バラードを歌わせるとこうなる。

 

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極上だよね。感情型だからこそ成せるこの切なさ、心に染み入る感じ。堪らない。声に沢山の表情があるシンガーだと思う。鋭く高い声、腹から響く低い声、切ない声に明るい声、更には顔の表情まで。オーディエンスをどこまでも曲の世界観に引きずり込んでいく。この辺りここまで上手に出来るのは、彼女を除きMrs. GREEN APPLE大森元貴くらいのものなんじゃないかな。

 

ハングリー精神

15歳の時、単身で福岡から大阪に渡り、17歳(2008年)でファーストアルバム『退屈なコッペリア』をリリース。メジャーデビューシングル『彼に守ってほしい10のこと』の発売が2014年なので6年間のインディーズ活動ということになる。そして皆もご存知の通り、今もお世辞にも売れているとは言えない。最高位は4thシングル『スペクタクル』のオリコン20位だ。本人も現状で満足している筈がない...というのは俺の決めつけでしかないけれど。

 

まず作詞作曲は勿論のこと、ジャケットやライヴグッズも自ら手がけ、更に去年は映画出演も果たすなどマルチな才能をいかんなく発揮している。

 

そして着目すべきはシングルのカップリング曲。個人的に、そのアーティストのハングリー精神、売れたいという思いはカップリングに表れると思っている。タイアップを気にせず作るから自分たちらしさを出せるという意味でも、毎回そこに注目するようにしている。例えば[ALEXANDROS]やサカナクションは露骨にカップリング曲に出来の良くないものを入れますよね。『映画』とか山口一郎は気に入っているようだけれど、果たして皆さんあれ良いと思って聴いていますか?

 

しかし植田真梨恵にはそういうものが一切ない。極限まで妥協を許さないその姿勢は天晴としか言いようがない。カップリングはMV化されていないから貼り付けることは出来ないけれど、「どうしてこれを表題でカットしなかったんだ?」と疑問に思うレベルの楽曲を世に放ってくるからその度ごとに驚かされる。

 

それならどうして売れないのか?

顔良し曲良し性格良し、売れない理由が見当たらない。ところが一つだけ、その一つが致命傷なわけだけれど、存在するんですね、売れない理由が。そう、それは事務所。彼女はGIZAに所属しているのだけれど、兎に角タイアップが弱い。そして他のアーティストも有名どころが他社に比べて圧倒的に少ない。タイアップがつけば甲高い声はよく通り、卓越したメロディセンスでファンを獲得出来るのは間違いない。さあ、VICTOR。若しくはSONY。EMIでも良いけれど、この有力株を手に入れるなら今です。

 

 

『REVOLVER』 (初回生産完全限定盤) (DVD+絵本付)

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 最新シングルのリンクだけ貼り付けて,これで今回はお別れです.今年の7月にインディーズデビュー10周年記念ライヴが大阪と東京で開かれるので,近場の方は是非とも参加して,植田真梨恵の世界を体験してみてください.それでは.